2010年9月23日

ポラールサイクリングアカデミーに参加

ポラールサイクリングアカデミーへ参加してきました。

これはポラールの心拍計を使った自転車競技のトレーニングに関する基礎知識を学んだり、実技の講習を受けるもの。

以前から心拍トレーニングに興味があり書籍等で知識は得ているつもりでしたが、1度しっかり学んでおきたいと思って受講することにしました。

当日は生憎の雨。

2日前のメールで、雨が降った場合は体育館でローラーを使った実技を行うと連絡があったので、急遽TimesPlusのカーシェアでプリウスを予約し、ローラーを積んで出発しました。

余談ですがプリウスに乗ったのは初めてで、エンジンをかけるのに戸惑って5分以上出発が遅れてしまいました...

会場は城南島の大田市場にあるホテルコムズ大田市場内のセブンスポーツ大田市場です。

到着後、自転車とローラーを体育館に運んでセッティング。

受付時に心拍計とトランスミッターを渡されます。

僕が渡されたのはRS300X。

自前のS720iを装着していましたが、貸し出しのRS300Xをつけて欲しいとのこと。

しかもバンドも混信防止用にIDを変えているとのことで2つ付けることにしました。

開始時間となり、いよいよ座学からのスタートです。

講師は今回の企画をされたTRY-Aの代表取締役であり、日本トライアスロン連合普及本部副本部長、日本トライアスロン連合公認中級指導者の松山文人さん。

そしてアテネオリンピック代表の竹谷賢二さんです。

ちなみに今回のスケジュールはこんな感じ。

座学 60'
フィットネステスト 15'
実技 70'
休憩 15'
まとめ・Q&A 20'

座学については詳細は控えますが、『トレーニングに何を使うかではなく何をやったか』そして『やったことに対する物差しとして心拍計が指標になる』と言ったところからのスタートになりました。

そして最大心拍から5つのゾーンに分けて、それぞれどのような効果があるということを詳細に説明して頂きました。

実技に関しては10分ほどのウォーミングアップ後、Moderateゾーンでケイデンス通常~低めを5分行い、その後同じゾーンでケイデンス高め、Restの後Highゾーンでインターバルをこなし、最後はMaxゾーンのインターバル、ウォーミングダウンで終了しました。

正直、最後のMaxゾーンでのトレーニングは汗だく・酸欠になり、終了後は頭がクラクラするくらい...

空調の効いてない体育館でのローラーは汗だくでした。

今回の受講を終えて、知識的には今まで仕入れていた内容と変わらなかった(ソースが講師の竹谷さんなので当たり前?)けど、実際に日本のトップクラスの人から受ける言葉には重みがありました。

実技については個人的に残念なことが数点ありました。

・自前の心拍計があったのに貸し出し用の心拍計を付けさせられた。
→サイクリングアカデミーと名うっていたけど、貸し出されたものはケイデンスセンサーもスピードセンサーも無いもの。
 しかしエクササイズ内容はケイデンスを高くしたり抑えたりという内容。

・実技中に心拍を拾わなくなった。
→途中から心拍が0になってしまい、心拍計をトランスミッター近くにかなり接近させないと拾わなくなってしまった。
 Maxゾーンに上げたくとも、心拍計をバンドに近づけなくてはいけないので藻掻けなかった。

こんな事もあって、ちょっと不完全燃焼という内容となりました。

講義終了後にポラール社と思われる方に、「S720iを使用していて添付ソフトのProCycleTrainer4から5にアップデートさせる方法はありませんか」と訪ねたところ、「上位機種を買って頂くしかありません」と回答されてしまいました。

S720iだって不満無く使っているのに、新しいものを購入しないとダメですと言われたのはちょっと寂しかったです。

それにPCへのデータ取込み用として以前に購入したIrDAアダプタもWin7には対応しておらず、対応ドライバーも出さずに新製品を買わないといけないというのもガッカリ。

そこそこの価格で心拍トレーニングができるアイテムとして活用してきたけどソフト面でこの様な対応を続けるのであれば、G社やS社など付加価値のある競合他社があり、自転車界が心拍ではなくパワー測定に移行している現在において、今後厳しいのではと思ってしまいました。

今回のアカデミーに参加しての総括としては、知識的に新しく得るものはなかったけど、竹谷さんの言葉に非常に重みを感じたこと。

そして知識の裏付けというか言質というか、このままトレーニングを続けて行こうと思えました。

最近はのんびり走ることが多くなり、トランスミッターも付けずに走ることが多くなっていたけど、これからは街乗り以外は付けようかなと思ってます。

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