2006年11月 7日

サプリメント

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昨日はプロテインのことをエントリーしたので今日はビタミン・ミネラルなどのサプリネタを...

自転車に乗るのも仕事をするのもカラダが資本と言うことで、サプリメントは昔から摂るようにしています。

これは陸上部時代に監督から強制的に摂取させられていた名残もあったけれど、最近では風邪を引きやすい体質なので積極的にビタミンとミネラルは摂っていた。

ここ数年はコンビニでもサプリが売られるようになり、様々な種類があって悩んだけれど結局は一番オーソドックスな
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マルチビタミン

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マルチミネラル

の2種類を運動後のみ摂取するようになりました。

そして摂取するのとしないのでは疲れの回復度合いが違う(気がする)。

とは言っても補助食品には変わりなく、本来は普段の食事から賄えるのが一番なので食事と睡眠に気を遣ってこの冬を乗り切ろうと思います。


数年前にサプリメントについてまとめたことがあるのでWYXE。

情報が古かったり間違っていることもあるかもしれないので、暇つぶし程度にどうぞ。

●サプリメントの基本思想

コンビニや大手薬局などに行くと、大量にサプリメントを見かけるし、テレビでは人気タレントが爽やかにサプリメントを薦めていたり...
しかし、どれをどのように摂取すればよいのかまでの説明をしていることはほとんど見かけない。
そこで、サプリメントの定義とその役割をもう一度整理して効率的な摂取を心がけてみたい。

サプリメントは70年代にアメリカでダイエットが流行り、不足するビタミンやミネラルを摂り始めたことが原点と言われている。
そして94年に栄養補助食品教育法案、DSHEA法という法案が施行され、「科学的根拠があれば、サプリメントのラベルに効果を記載してよし」という制度を導入した。
これによってサプリメント市場が急成長を遂げることによる。

そして日本がこれに追随したのが2001年4月。
厚生労働省によって保健機能食品制度がスタートした。
人の口に入るものには医薬品と一般的な食品の2種類がある。
この制度では、医薬品と食品の中間に位置するものを保健機能食品と定義づけている。
内訳は大きく分けるとビタミンやミネラルは栄養機能食品。
特定の効能が期待されるのは特定保健用食品。

栄養機能食品は従来からあるビタミンやミネラルのサプリメントで、規格基準を満たしていれば国に申請しなくても栄養機能食品と表示できる。
特定保健用食品は個別に国の認可を受ける必要があり、トクホなどと呼ばれている。

我々がサプリメントとひとくくりに呼んでいるのは全て栄養機能食品で、厚労省は全く関係していない。
このサプリメントを消費者レベルで整理し、カテゴリー分けを提案しているのがNPO団体である日本サプリメント協会。

そのカテゴリー分けでは、マルチビタミン、ミネラルなどの栄養素をベース・サプリメント。
免疫力強化や抗酸化などカラダの調整を目的とするものをヘルス・サプリメント。
ハーブなど、特定の目的の為に用いるものをオプショナル・サプリメントという3つのカテゴリーに分けている。

そしてサプリメントをとるうえでバランスのいい食事、適度な運動に休息、睡眠があるべきと説いている。

●サプリメントの活用方法

サプリメントという言葉は"補足すること"という意味である。
言葉通り、食事で摂れない栄養素を補うというのが、サプリメントのそもそもの役割。
日本は飽食と言われているが、平成13年に行われた国民栄養調査から1日あたりのの栄養素摂取量を調べてみると、ビタミンB1は0.89mg、B2は1.22mg、ビタミンCは106mgと、過去8年間で最低の摂取量となっている。
下図に示す栄養機能食品の上下限値を見ると、いかに少ない数字かわかると思います。
栄養不足の理由は食生活の乱れだけではなく、食材自体の栄養価も低下している。土壌の問題や化学肥料、環境などで大きく違ってくる。
ニンジンを例えてみれば、100g中のビタミンA含有量は50年前の10分の1とも言われている。
さらに、現代のストレスの多い社会、タバコやPCからの電磁波などに対処する為、微量栄養素はどんどん消費されてしまう。

そこでサプリメントの摂取だが、何を目安に選ぶのか。
これはもともとの意味を考えてみればわかってくるが、食事で摂れないものを補給すること。
例えば、食物繊維の少ない食事をしている人は食物繊維のサプリメントや腸内環境を整える乳酸系のサプリを摂る。
大豆食品が苦手な人はレシチンをサプリメントで補給する。
といった具合。

それに加えてマルチビタミン、ミネラルはベース・サプリメントとして摂取し、そのうえで足りないものを補足していく。

そして、サプリメントと摂る時に注意してもらいたいのが、特定の目的でサプリメントを摂る場合、摂ればすぐに効果を発揮するものではないと言うことを忘れてはならない。
食品に対する考えかたとして、まず栄養という第1次機能、次に味の好き嫌いという第2次機能、そして生体を調整するという第3次機能という考え方の食品機能論というものがある。
サプリメントとは食品の第3次機能を凝縮し、粒状にしたものである。
つまり、一般の食品と同様、長い時間を掛けて補給し、穏やかに作用していくものである。

●栄養機能食品の種類と摂取目安量
栄養成分 上限・下限 栄養成分 上限・下限
カルシウム 250~600mg ビタミンB6 0.5~10mg
4~10mg ビタミンB12 0.8~60μg
ナイアシン 5~15mg ビタミンC 35~1,000mg
パントテン酸 2~30mg ビタミンD 0.9~5.0μg
ビオチン 10~500μg ビタミンE 3~150mg
ビタミンA 180~600μg 葉酸 70~200μg
ビタミンB1 0.3~25mg 0.5~5mg
ビタミンB2 0.4~12mg 亜鉛 3~15mg
表示された1日の摂取目安量が、上下限値の範囲内にあり、規定の表示がされていれば、国の許可を得なくても販売することかできる。 平成16年に新たに銅と亜鉛が加わった

●生理機能に影響のある成分を含んだ特定保健用食品の例
表示内容 保健機能成分(関与成分)
お腹の調子を整える食品 フラクトオリコ糖、ガラクトオリゴ糖、ラクチュロース、ポリデキストロース、難消化性デキストリン、グアーガム、サイリウム種皮由来の植物繊維、ビフィズス菌など
血圧が高めの方に適する食品 ラクトトリペプチド、カゼインドデカペプチド、杜仲葉配糖体、サーデンペプチド
コレステロールが高めの方に適する食品 大豆たんぱく質、キトサン、低分子化アルギン酸ナトリウム、植物ステロール
血糖値が気になる方に適する食品 難消化性デキストリン、小麦アルブミン、グアバ葉ポリフェノール、L-アラビノース
ミネラルの吸収を助ける食品 CCM(クエン酸リンゴ酸カルシウム)、CPP(カゼインホスホペプチド)、ヘム鉄、フラクトオリゴ糖
食後の血中の中性脂肪を抑える食品 ジアシルグリセロール、グロビン蛋白分解物
虫歯の原因になりにくい食品 パラチノース、マルチトール、キシリトール、エリスリトール、茶ポリフェノール
歯の健康維持に役立つ食品 キシリトール、還元パラチノース、第2リン酸カルシウム、フクロノリ抽出物、CPP-ACPI(カゼインンホスホペプチド非結晶リン酸カルシウム複合体)
体脂肪がつきにくい食品 ジアシルグリセロール
骨の健康が気になる方に適する食品 ビタミンK2、大豆イソフラボン
メーカー側が科学的根拠を示す生体検査のデータを提出し、その有効性や安全性を国が審査。 認可されれば"トクホ"マークが記載される。 現在、認可されているのは400件以上

●どんなサプリメントを摂ればいいのか

次に、毎日の生活習慣から自分にとって必要なサプリの選び方を簡単に説明してみたい。
サプリメントを大きく分けると以下のようなカテゴリー分けになる。

スポーツ系サプリメント
カラダづくりのプロテインは基本。
そのうえで必要なら瞬発系のハードなスポーツにクレアチン、持久系スポーツの疲労防止に役立つクエン酸などを加えたい。

アミノ酸系サプリメント
アルギニン、アラニン、プロリン、リジンなどは脂肪燃焼系のアミノ酸成分。
グルタミン酸、BCAAなどは運動することで失われがちなアミノ酸補給に有効。

抗酸化サプリメント
緑茶やトマト、ゴマ、赤ワインに含まれるお馴染みの抗酸化成分に加え、2001年までは薬品として使用されていたCoQ10が解禁され大ブームに。
松樹皮エキスも話題の新顔。

免疫強化サプリメント
キノコ特有の成分β-グルカンは、健康食品のアガリクスにも豊富に含まれる。
ハチの分泌液プロポリスや米糠などに由来するイノシトールなども注目成分

ダイエットサプリメント
脂肪燃焼を促すL-カルニチンにビール酵母、脂肪合成を防ぐ異性化リノール酸、コンニャクのグルコマンナン、余分な栄養吸収をカットするキトサン、ギムネマなど百花繚乱。

ミネラル
微量栄養素であるミネラルは,汗とともに失われやすい。
とくに持久系のスポーツ選手はカラダの組織に酸素と栄養を運ぶヘモグロビンの材料、鉄の不足で貧血になることも。

ビタミン
基質である3大栄養素をエネルギーに変えるのは、触媒である各種ビタミン。
また、ビタミンA由来のβ-カロチン、C、Eは抗酸化ビタミンとしても知られる。

生活習慣病予防サプリメント
血糖値の上昇を緩和する小麦アルブミンや難消化性デキストリンは糖尿病予防。
大豆インフラボンは骨粗鬆症予防。
コレステロールが気になる人はレシチンや食物繊維に注目。

サプリメントを摂る上で基本となるのは運動と食事をしっかりしていること。
これを基準として考えていきたい。

全ての人にあてはまるのはビタミン
毎日きちんと30品目をバランス良く摂っている人以外は意識して摂った方がよい。
同様にミネラルも基本になるのだが、持久系スポーツに必要なヘモグロビンの材料になる鉄、筋肉の収縮に関与するカルシウムやマグネシウムなどは発汗によって失われやすいので、積極的に運動をしている人は摂取すべきサプリメント。
筋トレや激しいスポーツをしている人にはもちろんスポーツ系サプリメントアミノ酸系サプリメント
また、有酸素運動をしている場合は活性酸素が体内でつくられやすいので抗酸化サプリメントもおすすめ。
運動習慣が全くない人や、食事も不規則といった人にはぜひダイエットサプリメント生活習慣病予防サプリメントを意識してもらいたい。
最後に、紫外線を大量に浴びたり、現代の激しいストレスに晒されている人や喫煙の習慣がある人には免疫強化サプリメントを臨機応変に摂取すべきである。

●トレーニングとサプリメント

トレーニングとサプリメントの関係は、まず運動時に栄養素がどのように消費されていくかを知らなければならないのでその説明から。

カラダを動かし筋肉を収縮させる直接のエネルギー源は、糖質です。
運動時に糖質が不足してしまうとタンパク質を分解してエネルギーに使用してしまう。ということは、せっかくのカラダづくりが逆に筋肉を壊してしまうこともありえる。
さらに、糖質は脳の唯一のエネルギー源なので、糖質不足が集中力の欠如や効率の低下、ケガの可能性もでてきてしまう。
ということで、トレーニングの2~3時間前に糖質の補給をして運動開始時に合わせてエネルギーを貯めておきます。
糖質は炭水化物に含まれているので、おにぎりやパン、そしてバナナなどがおすすめです。
バナナは果糖なのでゆっくりと摂取されます。
しかし飴やチョコなどは摂取すると急激に血糖値が上がりインスリンが大量に分泌されてしまいます。
そこに運動が加わると糖質がインスリンによって各組織に分配され低血糖状態になってしまうので注意が必要です。

カラダづくりには基質と触媒を摂取するのが基本になります。
基質とは、3大栄養素である"糖質"、"脂質"、"タンパク質"。
プロテインやアミノ酸なども基質に入ります。
基質を分解してエネルギーに変えてくれる微量栄養素が触媒。
ビタミン、ミネラル、クエン酸などがあげられます。
基質ばかり摂っていても、触媒がなければエネルギーに変換できないので、まずは基質をしっかりと食事やサプリメントで摂取すること。
そのうえで触媒を摂取する。触媒は発汗などで失われやすいのと、日常の食事では充分に補給できないのでサプリメントを上手く使うようにしたい。

基質と触媒の関係図

具体的に筋力トレーニングとサプリメントをどのように組み合わせるのかを考えてみると、筋肥大の為のプロテインと疲労回復の為のアミノ酸などでしょう。
これらはそれぞれ体内に吸収される時間が異なるのでトレーニングから逆算してそれぞれに適したタイミングで補給すること。
成長ホルモンはトレーニング後だけでなく、就寝中も分泌されるのでそこに合わせるならば就寝前1時間~30分程前に摂取するのが良いでしょう。
ただし、アミノ酸とプロテインは同時に摂取するのは避けた方が良い。
アミノ酸はタンパク質を分解した物質なので、そこへまたタンパク質が加わることによって配合バランスが崩れる恐れがあるらしいから。
また、アミノ酸の中で、バリン、ロイシン、イソロイシンといった分岐鎖アミノ酸、通称BCAAと呼ばれるものは筋肉を構成するアクチンとミオシンの主成分なのでトレーニング直後に摂取すれば痛んだ筋肉の回復につながる。

注意点としてはプロテインの摂りすぎはカロリーの過剰摂取になりやすい。
タンパク質の摂取量は体重1kgあたり、1~2gと言われているが、週に2回程度のトレーニングであれば、体重1kgあたり1g程度でいいと思う。
そのうち30~40gは通常の食事であれば摂取できてしまうのでプロテインで補給するのは20~30g程度で充分だと思う。
どのサプリメントもそうだが摂取上限を知り、そのうち食事で摂る分をよく見極めて摂取したい。

●各種タンパク質成分の吸収時間と目安量
品目 吸収時間 摂取量上限
 通常の食事 3~5時間  
 プロテイン 2~3時間 20g
 ホエイプロテイン 約2時間 20g
 ペプチド 20~30分 10,000mg
 アミノ酸 20~30分 10,000mg
1日の食事以外でのアミノ酸の損取目安は、通常1日4~5g。運動時で10gまで。 アミノ酸とプロテインはどちらか一方ではなく併用したい。

次に筋力トレーニングではなく、持久系のトレーニングには代謝を促進し疲労を溜めないことに目的を置くべきだろう。
補給すべきものは糖質や脂質の代謝を促す役割があるクエン酸サプリメントと疲労回復の為のビタミンB群。

疲労とは、疲労物質である乳酸が発生することによっておこると言われている。
乳酸はTCAサイクル(クエン酸サイクル)と呼ばれるエネルギー生成ルートに取り込まれると再利用され、炭酸ガスと水に分解され、体外に排出される。
体脂肪燃焼の為の有酸素運動ではほとんど乳酸が溜まることはないが、もう少し負荷をかけていくと、無酸素系のエネルギールートが使用されるので乳酸が生成されたあとは血中に放出され、どんどん筋肉に溜まっていく。
乳酸が血中に放出されると血液は酸性に傾く。
そうなると筋肉は収縮しっぱなしになり、柔軟性が失われてしまう。
その乳酸はストレッチやマッサージなどでは完全に取り除くことはできない。
そこでクエン酸が必要になってくる。
クエン酸は酸性に傾き掛けた血液を元に戻す働きがあるので、運動中にもどんどん補給することをおすすめする。
そして運動終了後も大量に補給しておくべきである。サプリメントだけでなく、梅干しや柑橘系の果物などでも良い。

更に、トレーニング後はエネルギーも枯渇しかけているので30分から1時間以内に糖分を補給しておく。
スポーツドリンクなどでも良い。

その他、トレーニングに有効と言われているサプリメントを表にまとめておくので参考にして下さい。

●運動の質と目的、サプリメントの相関表
  動機 パフォー
マンス
傷害





















クレアチン           ビタミンEとともに
炭水化物              
ホエイ蛋白           システインなどを含む
BCAA       神経系のバランス調整機能
HMB      
グルタミン          
高脂肪食              
グリセロール              
カルニチン              
コリン              
ホスファチジルセリン              
抗酸化物質        
CoQ10            
マルチデキストリン              
重炭酸ナトリウム            
グルコサミン              
コンドロイチン              
カフェイン            
人参           テストステロン
◎は複数の研究によって約8割同じ結果が得られた。
▲は若干の異論が出ている項目。

●症状別サプリメント

ここからは、スポーツだけでなく、普通の生活シーンでも起こりえるケース別におすすめのサプリメントを挙げていきます。

肥満
肥満解消のダイエットは極端な食事制限をしがちだが、そうなるとただでさえ不足がちなビタミン、ミネラルなどが慢性的な不足状態に陥ってしまう。 こうなってしまうと体重・体脂肪ともなかなか減りづらい。 ビタミンB群は糖質の代謝には欠かせないが、不足すると糖質が燃焼できない。 よってエネルギーが足りなくなってしまい、体調を崩してしまうというような悪循環にはまってしまう。 軽い食事の回数を増やし、カラダに欠かせない栄養素をきっちりと補給するように心がけよう。
マルチビタミン・マルチミネラル・β-カロチン・ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンE・亜鉛・クロム・マグネシウム・OPC

便秘解消
便秘の解消にはわざわざここで説明するほどのことでもないのだけど、まずは朝、一定の時刻に起床し、カラダのリズムをつくる。 そして1杯の水を飲んで胃や腸の目を覚まそう。 これだけでかなり解消されるのだが、さらに排便を促すのがよく知られている食物繊維。 食物繊維はサプリメントとしてもあるが、ブランなどで取り入れるのがおすすめ。 忙しい朝にも最適だと思う。 なぜ食物繊維を摂るのかと言えば、腸内細菌のエサとして補給するのだ。 腸内細菌には善玉・悪玉があるが、善玉で有名なのが乳酸菌。この乳酸菌を増やすのがオリゴ糖というわけだ。
マルチビタミン・マルチミネラル・食物繊維・オリゴ糖・乳酸菌

風邪
風邪をひきやすい人は体力や免疫力の向上を図るべきだが、ひき始めはウィルスや菌も増殖が進んでいないため処置しやすい。 ビタミンCには免疫系を活性化させる働きがあるので普段より多めに摂った方がよい。 また、喉に痛みがあるときは少量のプロポリスを滴下すると痛みが和らぐ。 また夏風邪は、発汗等で水溶性ビタミンが失われやすくカラダがバテ気味になることにも原因があるのでしっかりと補給したい。
マルチビタミン・マルチミネラル・ビタミンB群・ビタミンC・プロポリス・OPC

ストレス
ストレスで胃を痛めやすい人も多いが、β-カロチンは胃粘膜の健康維持、ビタミンEは胃の細胞膜の酸化を防ぐ役目がある。 またビタミンCをたっぷりと摂取し、ストレスに対抗するのもいい方法。 ちなみに荒れた胃には刺激のあるアルコールやカフェインはもちろんのこと、牛乳も避けた方がよい。 牛乳は胃酸を中和してくれるが、その後、胃酸をまた増やし、結果的には胃の粘膜を荒らす原因になる。
マルチビタミン・マルチミネラル・β-カロチン・ビタミンC・ビタミンE

高血圧
まず近頃話題のコエンザイムQ10には心臓に活力がみなぎり血流の改善に役立つ。 そして過剰な塩分の排出にはカリウム。 血管壁の緊張を解くためにマグネシウムも摂取したい。 またビタミンB群には動脈壁を傷つけるホモシステインを代謝してくれる働きがある。
マルチビタミン・マルチミネラル・OPC・ビタミンB群・マグネシウム・ニンニクエキス・コエンザイムQ10

アレルギー
アレルギーの原因がわかっているのならば、まずはそれを避ける。 そして青魚に含まれているEPAやDHAを摂る。 これらには肉などの動物性脂肪に比べてアレルギーを引き起こす活性が低い。 また現代の食生活ではリノール酸を摂りすぎる傾向がある。 リノール酸はアレルギーを助長してしまうので、逆に抑える働きがあるα-リノレン酸に変えるのも良いだろう。 α-リノレン酸は亜麻仁油に多く含まれる。 ケルセチンやOPCといったポリフェノール類、プロポリスなどはアレルギーや炎症を鎮めてくれる。 ビタミンCにも抗炎症、抗ヒスタミン作用があり、アレルギー反応の緩和に役立つ。
マルチビタミン・マルチミネラル・OPC・プロポリス・亜麻仁油

関節痛
関節内でクッションの働きをしてくれる軟骨が摩耗し、炎症や痛みを引き起こすのが関節痛。 そこで軟骨の構成成分であるグルコサミンやコンドロイチンを補うのがよい。 また、ビタミンCは軟骨の細胞増殖を助けるし、亜麻仁油やショウガは炎症物質の生成を抑える。
マルチビタミン・マルチミネラル・ビタミンC・コンドロイチン・グルコサミン

肝臓
肝機能の低下は自覚症状がほとんどないため、発見は難しいが怠さ、食欲不振、発熱、下痢や便秘などの不快症状が続く。 肝臓の主な機能は代謝生成物を胆汁として胆管から腸管へと排泄することなので、まずは胆汁の流れを良くしたい。 ウコンに含まれる来るクミンは胆汁の分泌、ビタミンCは胆汁の生成を促してくれる。また肝臓が湯外物質を代謝する時に活性酸素を発生させるが、肝臓自身もそれによって傷ついてしまう。 ミルクシスルの有効成分、シリマリンはそれ自体が細胞内で抗酸化物質として働くほか、主要な抗酸化物質であるグルタチオンを増加させる働きを持っている。
マルチビタミン・マルチミネラル・ビタミンC・ミルクシスル・ウコン

眼精疲労
主な原因は眼に栄養と酸素を送り込む毛細血管の血行不良にある。 その血流改善には毛細血管の弾力性、柔軟性を保つコラーゲンとエラスチンが大切。 またそれらを守る働きのあるOPCをコラーゲンの生成に必要なビタミンCと一緒に摂取したい。 また、夜間視力の回復によいといわれているアントシアニンが含まれるビルベリーエキス、ビタミンAなども習慣的に摂りたい。 眩しすぎて疲れるというならビタミンB2不足も考えられるのでまとめてビタミンB群として摂取しよう。
マルチビタミン・マルチミネラル・β-力ロチン・ビタミンB群・ビタミンC・ビルベリー・ルテイン・OPC

口内炎
口内炎は口の中だけに問題があるのではなく、疲れや風邪、ストレスや不摂生などでカラダ全体が不調な時になりやすい。 その結果として口中の免疫力が低下し、雑菌の繁殖を押さえ込めなくなったときに起こりやすい。 まずはストレスに耐えるためビタミンCをたっぷりと摂る。 ビタミンB群も一緒に摂っておこう。 また葉酸や鉄分の不足も関係しているらしいのでマルチミネラルでまとめて摂取しよう。 プロポリスには粘膜についた傷の回復を早くしてくれるので痛みが激しい場合は考えてみてもいいでしょう。
マルチビタミン・マルチミネラル・ビタミンB群・ビタミンC・プロポリス

体臭
体臭には様々な原因があるが、甲状腺機能の亢進や肝障害、腎障害、糖尿病というケースもある。 ここまで大げさではない場合に考えられるのが便秘。 腸内に滞留している動物性タンパク質の分解生成物が腐敗しやすい。 この腐敗菌が毒素を発すると、腸から血流に載って全身に巡り、体臭や口臭をきつくしてしまう。 また加齢に伴う加齢臭は皮脂の酸化が原因といわれている。 皮脂をなるべく減らすために揚げ物や動物性脂肪の摂取を控える。 抗酸化作用のあるビタミンA、C、Eに加えてOPCを摂取しよう。
マルチビタミン・マルチミネラル・β-カロチン・ビタミンC・ビタミンE・OPC

胃もたれ
胃もたれは脂質の消化吸収が鈍っていることに原因がある。 それを助けるためには胆汁が欠かせないので、胆汁の生成を促すビタミンC、分泌を促すウコンを摂ろう。 脂質を消化する酵素であるリパーゼは亜麻仁油やオリーブオイルに含まれるの上手く料理の取り入れるのも良い。
マルチビタミン・マルチミネラル・ビタミンC・ウコン

足がつる
筋肉の伸縮をするために必要な栄養素はマグネシウムとカルシウム。 このうちマグネシウムが筋肉細胞から失われてカルシウムとの拮抗関係が崩れることが原因の1つ。 マグネシウムはナッツ類、魚介、海藻などに多く含まれているが、食事で摂るのが大変な人はサプリメントで摂取するのが手軽で良いだろう。 痙攣もある場合は血行不良も一因となっている。血流維持のためOPCも摂取しよう。
マルチビタミン・マルチミネラル・マグネシウム・OPC

更年期障害
更年期障害は女性ホルモンの現象が原因に挙げられているので、天然の女性ホルモン類似物質のイソフラボンを豊富に含む大豆や大豆加工食品を多く摂ろう。 またストレスも関係してくるので抗ストレスビタミンのC、エネルギー代謝を高め活力を上げるためにB群の摂取もしたい。
マルチビタミン・マルチミネラル・ビタミンB群・ビタミンE・大豆イソフラボン・ノコギリヤシ

肌荒れ
肌荒れの原因の1つは紫外線がもたらす活性酸素。 紫外線を完全に防ぐのは不可能なので、活性酸素を処理する抗酸化ビタミンのβ-カロチンやC、E、OPCを摂取する。 ビタミンCは真皮の主成分であるコラーゲンの生成に不可欠。 ビタミンCは不足しないようにたっぷりと摂りたい。
マルチビタミン・マルチミネラル・β-カロチン・ビタミンC・ビタミンE・OPC

イライラ
イライラは脳の知的持久力の低下が原因。 これには脳のエネルギー源である糖質の不足か、その代謝に必要な補酵素であるビタミンB1などの枯渇。 極端な抵当質ダイエットや偏食はこれらの要因になりやすい。 ただでさえビタミンB群は水溶性で不足がちなので積極的に摂取すべき。 ストレスから来るイライラは抗ストレスビタミンのC。 ストレスによって発生する活性酸素を抗酸化ビタミンのA、Eで抑えたい。 また、脳の結構を促すと言われているイチョウ葉エキス、脳神経を構成するリン脂質のホスファチジルセリンを組み合わせて摂取する人も増えている。
マルチビタミン・マルチミネラル・ビタミンB群・イチョウ葉エキス・ホスファチジルセリン

肩凝り
肩凝りの主な原因は首から肩を長時間緊張させ続けることによる血行不良だろう。 筋肉を収縮させると乳酸を発生しやすく、この乳酸が筋肉を痛め、肩が凝ってくる。 乳酸の発生原因は糖質の不完全燃焼がひきおこすので血行を良くし、酸素を補給しビタミンB群を補おう。 筋肉の緊張をほぐすマグネシウムもいいだろう。 また末梢の毛細血管を強化し、血流を改善してくれるOPCもいい。
マルチビタミン・マルチミネラル・マグネシウム・OPC

睡眠不足
リラックスして横になるには、マグネシウムが不足しないように気をつけたい。 加えて神経の安定に役立つビタミンB6、睡眠のリズムづくりに役立つB12などをB群としてまとめて摂取しておこう。
マルチビタミン・マルチミネラル・ビタミンB群・マグネシウム

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