書籍:サクリファイス
自転車レースを扱ったミステリー小説、サクリファイスを購入。
ネットで話題に上っていたので、東京駅の丸善によって早速購入。
パラパラとめくっていたが、あっという間に引き込まれて読み終えてしまった。
内容はツール・ド・ジャパンをイメージした大会に参加する日本のチーム。
そのチームで若手のアシスト、白石誓を主役にした物語。
エースとアシストそれぞれの苦悩や人間関係が描かれていてとっても面白いと思った。
レースシーンも、自転車レースを知らない人にはなかなか説明しづらいアシストの仕事やエースを温存するための"逃げ"、"ローテーション"などの意味がわかりやすく説明されているし、過酷なレースの合間での人間関係がこの物語を面白くさせている要素だと思う。
そしてレース中のアクシデントと、ベテランエースと実力をつけてきた若手を取り巻く嫉妬や野望…
ミステリーコーナーにある理由がここにある。
秋と言えばスポーツ!そして読書。
3時間足らずで読み終えてしまうので、読み応えとしては物足りないかもしれないけれど、秋の夜長に手に取る本としては個人的にとてもオススメの一冊です。