2006年8月 7日

自転車の安全対策モニターアンケート結果

東京都が行なっているインターネット都政モニターアンケートで、自転車の安全対策についての結果が発表された。

以下、該当ページ(http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2006/08/60g83100.htm)より引用。

  • 自転車の利用頻度 「週に4日以上」36% 「週に2日から3日」15% 「週に1日程度」16% 「ほとんど利用しない」33%
  • 主に自転車で走行するのは
    「歩道」50% 「車道・歩道半々程度」44% 「車道」6%
  • 自転車走行中、歩行者に接触・衝突したあるいは接触・衝突しそうになった経験(☆)
    『ある』52% 「ない」48%
  • 歩行中、自転車に接触・衝突されたあるいは接触・衝突されそうになった経験
    『ある』67% 「ない」33%
  • 自転車の歩道通行禁止の周知度(☆)
    「知っていた」54% 「知らなかった」46%
  • 購入時の安全基準(安全マーク)の確認
    「確認して購入」32% 「確認しないで購入」62%
  • 自転車への「交通反則通告制度」の導入
    「導入したほうがよい」66% 「導入しないほうがよい」21%
    ※交通違反に対して、自動車のような反則金を納めることで刑事手続を免除する制度
  • 自転車の「賠償責任保険制度」の義務付け
    「義務付けるべき」66% 「義務付けるべきだとは思わない」24%


以上の結果を見て個人的に思うこと。

2問目の自転車で走行する場所について、車道と答えた6%の人は多分ロードに乗っている人ではないかと思う。
そして歩道通行禁止の周知度で54%の人が知っていたのにはビックリ。
警察でさえ歩道を走るように指示する場合があるというのに…(笑)

自分自身、一人で走っているときは車道を走るように心がけているが、子供を保育園へ送り迎えするときにチャイルドシートに載せるけれど、その時はやはり歩道を走ってしまう。

そして交通反則通告制度はぜひ導入して欲しい。
都内では区の条例で喫煙禁止区分を設けて反則金として2000円程度を徴収しているので、それと同じように無灯火や車道の逆走、二人乗り、走行中の携帯電話の操作やくわえタバコ等には軽い反則金を徴収していけばモラルもアップするのではないかと思う。

歩きタバコもそうだけど、本人の何気ないことが多くの人の迷惑になっていると言うことを知ってもらえれば自転車事故もグッと減る気がする。

自転車は歩道を走るように法改正をしようとする噂があるけれど、これからどんどん高齢化社会になるというのに、高齢者を自転車がガンガン走る道に追いやるとは事故を増やそうとしているとしか思えない。

地域によって対応策は変わると思うので、車道が広いところは自転車専用レーンを作ったり、それができないところは歩道に手摺り等を設けて自転車と歩行者を分け、自転車は進行方向をきちんと規制するとか。
あの混雑している駅の階段でさえ区分けできているのだから、一人一人が意識をすればもっと安全に走れるようになると思う。